ツインパクト超No.1感想①
ご無沙汰しております。
ワールドホビーフェアでは既に発売された表題のパック。
勇気ある方々の報告によれば今回も、デュエマクエストやゴールデンベスト同様、セットによって封入率に差があり一箱では全てが揃わない模様。
事前公開されたカードの何れもが暫く対戦から離れている人間の目から見ても強力なものが多かったので、再録は渋いことになりそうだ......等と予想していたら、封入率でバランスを取って来たようですね。
BOX購入の場合、ふたつある当たり枠の両方で狙ったセットを引く確率はデュエマクエスト以下、片方で狙う場合はデュエマクエスト以上と言った封入率でしょうか。
ブラインドパックの商品である以上、完全に総てのお客さんを満足させ得ることは有り得ないので、諦めて、当たりハズレを楽しみましょう。
それでは、新規・ツインパクト化を中心に今セットのカードの感想をのんべんだらりとのたまっていきましょう。ミステリーパックの時同様環境云々述べることは出来ませんのでそちら目当てのお客様はお引き取り下さいまし。
《God of Dream/Grenade of D-moll》
新DMに入ってからもちょくちょく光の9コストクリーチャーが追加されていったにも関わらず、多くの九極侵略使いの方々にとって寝耳に水となった、夢の国の新たな使者、侵略能力を失った代わりにNEOクリーチャーとなって帰ってきたG.O.D.
さて皆さまは、この極まる侵略G.O.D.がキャストを務めていたテーマパーク、デュエマ―ランドを、そこが昼と夜、二つの顔を持っていたことを憶えていらっしゃるでしょうか?
かつての極まる侵略G.O.D.が昼間の世界を夢の国に変える九極の侵略者であったのに対し、God of Dreamは恐らく夜の夢の国を引き連れてやってくる九極の侵略者。
そう、デュエにゃん皇帝との抗争に勝利を収めた、その先の姿ではないでしょうか。
呪文面は臼からモチを放つGoDの姿が描かれていますが、杵を得物として構えていたG.O.D.に比べ、より「デュエマウス」のカードとしての印象が強くなっているのではないでしょうか。
クリスマスシーズンお馴染みのあのアレが呪文面についた光の王龍
懐かしいですね。学生時代を思い出します。私、キリスト教系の高校出身でそこには聖歌隊というか合唱部があったんですが、人数が少なくてクリスマスシーズンは動員されたんですよね……で、そこに在籍してた数少ない男子部員がえらいだみ声で......
まぁ、関係のない話でしたね。
で、この歓喜の歌とGrenade of D-moll、どちらも交響曲九番に関わる言葉であり、そのあたりから九極の侵略者と言う存在の影に、ナンバーナインの、王龍の、アンノウンの姿が感じられます。九極の侵略者がデュエにゃん帝国に勝ち得たのは、アンノウンの暗躍の影響もあったのかもしれませんね。
《龍聖霊ウルフェウス/ヘブンの衝撃》
極神編を代表するエンジェル・コマンド/アポロニア・ドラゴンが、印象的な名前の呪文を引っ提げて帰ってきましたね。
さて、人によっては「極神編の天使はバイオレンスじゃろがい」とか「バイオレンス・ヘヴンなのになんでヘブンの衝撃じゃい」とか宮野真守風に突っ込んでらっしゃるところでしょうが、ここ最近彼女がある構築済みデッキで既に一度、リメイクされたことを思い出してください。
そのデッキのキーカードはヘヴンズ・ゲートならぬヘブンズ・ゲート
そう、このツインパクト・ウルフェウスはボルメテウス・武者・ドラゴンと融合した極神編のウルフェウスとは似て非なる天国の門の使者として蘇った新たなウルフェウスなのでしょう。
そして、彼女をその様に蘇らせたのはきっと、天国の門の主、九極の侵略者の影にも見え隠れする知識の探究者......
《光神龍セブンス/バイオレン・スパーク》
武者がホワイトとの兼ね合いで登板できなかったためか、ヘヴンとバイオレンスのバイオレンス担当を任じられたセブンス君。
余り使用率が高そうなカードとは思えませんが、比較的再録回数が多い辺り、スペルデルフィンとともに最古の光神龍として特別な存在なのかもしれませんね。イラストはカッコいいですし。
元から防御能力の高い光のドラゴンデッキや、黒赤緑で組まれることが多そうな一般的な連ドラには声がかからないかもしれませんが、去年のクロニクルレガシーデッキの改造に4枚目、5枚目のイージスブーストとして登板させる手も......
《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》
最初の内は渋くてカッコいい名前が多かったメタリカ・ゴーレムも、最近は随分と駄洒落めいたものが多くなってきましたね。
実用性はまったくなさそうですが、名前的に彼と組み合わせてみたいところです。
まぁ、私も駄洒落大好きなんですが…
《赤攻銀 ハムラービ/ハムラティス・ジャッジ》
目には目をでお馴染みのハムラビ法典から名前を取ったのでしょう。
審判を下す彼にはなかなか相応しいものではないかと。
不正ジャッジと名高かったオリオティス・ジャッジと異なり、彼が法典で組み敷くのは飽く迄もスピード違反者だけ。踏み倒すのも飽く迄、自分と同じコストイカまで。
ふむ、ハムラービと言う名前は単に法典からとったものではないのかもしれぬゲソ。
《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》
投票リストに載っていたとは言え、まさかの再録と話題になった1枚。
個人的には、アースイーターとチャージャーの組み合わせに注目したいですね。
何故かと言いますと、アースイーターはその大地を喰らうと言う名前の通り、水文明のクリーチャーの中では特に大地、マナに関係する能力を多く持った者達で、チャージャーと言う唱えた後強制的にマナに置かれる呪文とはフレーバー的にも相性抜群だと思う訳です。
公開したリストを見る限り、このハリケーンクロウラーのセットは一昨年のクロニクルレガシー、怒流牙忍法帳をイメージしたセット。土遁の術を駆使して十重二十重に押し寄せる波涛の如き彼らにピッタリな助っ人ではないでしょうか。
《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》
在りし日の雄姿のまま大幅にパワーアップして帰ってきた青い聖騎士。
新DM以降、ムートピアが進めてきた古代遺物の発掘とリバースエンジニアリングに費やした努力の真髄、まさに結晶と呼べる存在ではないでしょうか。
懐かしの名種族の名進化クリーチャーと言う共通項を持ちながら、ふたつ牙が本質的にかつてのままであったのに対し、こちらが新たな存在に生まれ変わっているのは水文明と自然文明の過去の遺産に対するとらえ方の違いのようで面白いですね。
《水面護り ハコフ/蓄積された魔力の縛り》
クリスタル・パラディンに合わせ、その進化元もムートピア化。
新たな「蓄積された魔力」も、長年水面で戦線を護り続けた彼に相応しい、攻防一体の呪文に仕上がっていますね。
来期、超天篇は水文明が主題になるそうなので、彼から進化し可能な魅力的なNEOや進化クリーチャーが追加されるのを期待したいと思います。
さて、今回はここまで。次は闇と火のカードに触れさせてもらいます。
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