ミステリーパック感想(3)
ミステリーパック感想三本目は、このパックの主役、凄まじい量のスペシャルズについて(当たった分だけ)語っていこうかと思います。
スペシャルズ。凄いですよね。一本目の記事にも書きましたが、読者公募のキャラクターをこの規模で商品化するというのは前代未聞ではないでしょうか。
ただ、通常弾に採用されたスペシャルズに比べ、全体的に駄洒落めいた名前のものが多かったのが少し気になりましたね。やはり数が多いこと、このパックのメインターゲットに分かり易いように、との配慮からでしょうか。
勿論、優れたセンスを感じられるネーミングのものもあり、感心させられました。
ではまず、無色カードから闇文明まで
《「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ》
元ネタに関してはTwitter上で投稿者の方が開設されていた割愛。
一見して超浪漫能力ですが、最近の風潮に合わせて存外にエクストラウィンを狙いやすい仕様になってるみたいですね。
仮に召喚時効果が不発に終わっても、破壊耐性を付与できるので夏に発売した光ゼニスデッキの低パワーを補う要員として差し込んでも楽しいかもしれません。
《自称辞書》
投降イラストが公開されてないので何とも言えませんが、スペシャルズなのにバニラクリーチャーと言うのは何ともモヤっとする一枚。まぁ、自称と言うだけあって実は辞書でもなんでもなく、本当は白紙のノートなのかもしれませんね。
あと、The ラー漢と併せてジョーカーズにはバニラになると平均よりパワーが下がると言う種族特性があることが判ったのは考察する上で重要なファクターだったんじゃないかと。「ジョー君に描かれた」のに「何も書かれていない」という相反する要素が、彼らのパワーを減じているのでしょうか?
《トランプ・だいとうりょう》
新DM世界の光文明は、世界を貫く塔の最上層でメタリカによる平和……即ち、パクス・メタリカーナと光文明至上主義を掲げていた訳ですが、それに相応しい大統領の登場ですね。世界を滅茶苦茶に引っ掻き回す彼ですが、まぁ選挙が近いので彼の支持者に向けたアピールと言う面もあるのでしょう。
ヒゲ総理には是非とも頑張ってほしいものですね。
《ペリルドッター》
寡聞にして知らなかったのですが、デュエマwikiによるとゴリラポッドという三脚が元ネタらしいですね。
後は宝石のペリドットでしょうか? ペリドット、ゴリラポッド、ペリルドット……
侵略者でもないのに侵略能力を持っている…!と、ちょっと話題になりましたが、彼は侵略と同時にラビリンス能力、つまり侵略者同様「シールド数で有利ならパワーアップ」する能力を持っているんですね。
メタリカ……彼らも外の大陸からやってきて原住民を虐殺したりしたんでしょうか?
《泡の魔神・アワンデス》
口内に何とも不気味な無間の暗闇が描かれた泡の魔神。小さい頃はシャンプーが目に染みて苦手だったのを思い出しましたが、もしかしたら、この作品の投稿者も同じなのかもしれませんね。ちょっと、ほっこりしてしまいます。
《シーラネッシー》
個人的に、今回手に入れたスペシャルズの中でもお気に入りの一枚。
名前自体は完全に洒落なんですが、幼き日の科学少年の友達・未知なる深海の生きた化石シーラカンスと、未確認生命体の代名詞・ネス湖の怪物ネッシーを組み合わせ、その上「未知=しーらね」までかけてあるのは中々手が込んでます。
能力もスペースチャージなのはUMAのイメージに良く合ってますし、イラストもキバだらけの大きな口がエイリアンっぽくてとても良いです。好き
《サタン・キャッスル》
城自体が王!!
なもんで、城なのに種族を持ってたりするサタン・キャッスル。まぁ、フォートレスがコマンド・ドラゴンに変形する訳ですし、漸くと言えば漸く、なのかもしれません。
とは言え、大型の城やドラグハート・フォートレスのように回避能力は持っておらず殴られれば一撃で破壊される虚弱体質な王様です。
実際、イラストで見ればわかるとおり左肩から炎上してて崩落寸前のようですし。
まぁ、ラッキーならタダで複数回使える呪文程度に思っときましょう。
では、また次回